遂にパエリアを学ぶ時が!!!
挨拶を一通り終え、営業開始と同時にお客さんが入ってくる。
コンロの上はパエリアとパエリアとパエリアとパエリアとパエリア!!!
うぉー興奮するーーーー!!!
完全パエリア屋さんだな!!!
火が出るところも普通のとは違う
かなり専門的な話になるけど
写真で伝わるかな?
簡単に言うと火が出てくる穴が、数百、数千もあるわけですよ。
これは大きいパエリア用のですが小さいパエリア用のも同じ原理です
なぜこういった構造なのか推測できますでしょうか?
多分この上にパエリア鍋を置いて作ってるところを見るとピンとくると思うのですが、
パエリア鍋の底、全ての箇所を同時に同じだけの火力で温めるためです。
こいつら、米”一粒”まで神経行き渡らせているわけです。
米一粒たりとも、上手に調理してやる
そんな感じです
全部のレストランがこのコンロを使っているかはわかりませんが、とりあえずパエリアに本気のお店はこれを使っていることでしょう。
いいですねー
こういうのを萌えーって言うんですねー(確実に違います)
もう厨房に入ってから、萌え萌えキュンです
終わってみて気づいたんですけど、店にタイマー1個もなくない?って話です。
厨房たるものタイマーは必ずあります。むしろ必需品です。
特に、時間がかなり大事なお米を料理する専門店なのにも関わらず、一つもない!!!
ちなみに僕が修行したお店の飯場(米を一日中炊き続けるポジション)には、少なくとも4つのタイマーは常備してました。
な、なぜ???
明日なぜだか見抜いてやる!!!
迎えた翌日
今日もみなさんフレンドリー
ありがとうね、みんな。俺は本当に感謝してるし、嬉しいよ。飛び込みの俺を仲間として見てくれてさ。感謝以外の何物でもない。本当ありがとう。
ということで
さあ早く、仕事しろ!!!
俺はなぜタイマーがないのか見抜きたくてしょうがないんじゃい!!
今日はこっちが全部時間測ってやる。
携帯のストップウォッチで一つ一つの工程のラップタイムを計りつつ、統計を取り始める。
二人前のパエージャ、バレンシアーノの最初の強火は3分、次の中火は2分、コメを入れて8分、、、、
三人前のパエージャ、マリスコスの最初の強火は、、、、
全部ノートにメモっていった。
そんな中、割と忙しくなかった事も影響してか、『いまからあと3分強火で、その後5分弱火だから』とご丁寧に説明してくれた。
お前、タイマー使わないのに自信あるよね。こっちは一秒単位でメモしてるけど?と小馬鹿にしていた自分
そいつの行動した瞬間に、ラップタイムを取る
そのあとも、別のパエリアで同じように説明してくれたんだけど
最大1.5秒のみのズレ
スゲー!!!
こいつらの体内時計すごすぎる!!!
しかも、一個だけを料理してるんじゃなくて、3つとか4つとか同時にやってるのに、頭ん中どうなってんねん?
いや、まじで神業レベル!!
一個なら俺もなんとか近づけられるかもだけど、4つ同時は無理すぎる。
萌えーーーーー
こいつらの神業萌えーー
1から10まで時間を計りながらメモをとっていると、規則性も見えてくる。
しかし、不規則も多々ある
特によくわからなかったのが水加減
たまに途中で水(出汁)を追加するのだが、どういう時に追加するのとか、量とか、まるで俺にはわからなかった。
ちなみにパエリア鍋って、一人前単位で別の鍋を使います
一人前はこの鍋で、二人前はこの鍋、三人前はこれ、四人前はこれ、五人前はこれ、、、
全部別々の大きさ
だから火加減とか、だしの量とか、調味料の量とか、調理時間とか、決めれるわけがないんです
平に、薄ーくご飯を広げて最後はオーブンで炊き上げるので、日本の蒸すように炊くパターンとはまるで違った炊き方です。
簡単に言うと、水を飛ばしまくりながら炊く
んな感じかな
大事な工程が他にもいくつもある。
塩加減とか、オーブンに入れるタイミング
これはもう職人技!!!
そのポイントでの彼らの集中力は半端ないです
ありがたいことに俺も味見しろと毎回言われたのですが、微妙過ぎて、最後のひとつまみの塩の感覚についていけなかった、、、、修行不足、、、、
レベル高し、、、
さらには、オーブン入れるの、もうそろそろ?と聞くと、んーあと一分かな。みたいな感じで答えられるんだよ。
今回は、パエジャ、バレンシアーノとパエジャ、マリスコスの二品に絞って勉強してるのに、なんて難しいんだ!!!
二日でいけるんじゃねーと思ったけど、お門違いもいいところ!!!
5日間、ギリギリまで延長決定!!って5日で足らないけどさ、、、このレベルだと、、、
ま、頑張るぜー!!あと三日!!!
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