2013年8月30日金曜日

初めてのホームレス♡

ヨーロッパ周遊
しょっぱなからモロッコのタジン鍋食べれなかったーーー

詳しくは前回の記事をご覧下さい

凹んでもしょうがありません

とりあえず今日は移動日

今日中にバルセロナにINしなければなりません

夜中の1:30にモロッコから船にのり、時差もあるのでスペインのアルヘシラスの港についたのが朝の5:30

八時の電車に乗るので、とりあえず駅まで移動






さて、ここで補足を説明しないといけません

急にヨーロッパ周遊を決めたのですが、最速で行動しようと決めておりました。
うまいものだけ食う

それだけに固執したヨーロッパ周遊

観光とかしません(乗換とかの時間があればします)

そして

宿とか泊まりません

なぜか?

なんかその方がスピードあがりそうじゃない?

だって、宿とったら、ゆっくりしてしまうし、ヨーロッパ物価高いうえに、食べ歩きしたらえらいことになるから、少しでも節約

というのは、サブの言い訳で

本当は、宿を調べるのめんどくさい

前回の題名覚えてます??

あーマジ旅とか大っ嫌い!!!!

そうです。

僕、一人旅だいっきらいのようです。←さらっとえらいこと言ったなw

大きな原因の一つに、下調べしないとスムーズに先に進めないという事が挙げられます

最安値の宿を探して、地図で駅からの道のり調べて、なんなら公共交通機関調べて、んで、次行きたいところの街の見所調べて、次の街の行き方調べて、最安値の宿見つけて、地図で場所調べて、、、、、、

パソコンやっぱり苦手です。

ブログを書くのになら二時間くらいパソコンの前に座っていられるけど、そんなに色んなことグーグル先生に質問するのめんどくさくてたまりません。
いや、ふだんならしょうがないと思って頑張って調べるのですが、いつもは平均一週間くらい同じ場所に滞在する沈没型の旅行スタイルなもので(研修してるのも関係するけどね)一週間に一回くらいなら頑張って調べられます。
だけど今回は最速を目指しているためそんなスピードで調べてられません
ならば、そのへんで寝れば、移動もないし、調べなくていいし、楽勝やん!!!
と思ったのです。

そして、こうも思いました

ホームレスとかやってみたい

単純に好奇心です。
野宿なんてやったことはなかった。せいぜい空港泊、バスターミナル泊くらい。

野宿なんてするチャンス今しかない!

日本に帰ったら、そんなことはしないし、体力もない

絶対何かのプラスになる(はず)

やってみよう

Let's be homeless!!!



はい、補足終わり














ということで電車の待ち時間。朝の6時
シャワー浴びたいし、歯も磨かなきゃ、そして何より眠い

とりあえず駅のトイレに入って歯磨き

きれいなトイレで朝一で誰もいなかったので、やってみた

おっしゃ、いったれ

駅のトイレでシャンプー笑

そして、髪の毛をタオルで拭いて、そのタオルを濡らして体を拭く

意外にこれで満足できるね、うん

(*´Д`)スッキリ

そして、そのタオルを洗う

そのタオルは移動の際にかばんの上とかに常に広げて移動しながら乾燥させる

という感じで、すっきりしたので、時間まで駅のベンチで寝る

いやーベンチが一個一個手が付いてるやつで寝るのマジしんどい

寝転がれない(´;ω;`)うう

相当の寝違いになるわ!!!

永久に左に顔が曲がったままかと思った(;゚Д゚)!





10時間程の電車の中はほぼ寝てました。睡眠が浅いので、10時間寝てもスッキリしません。


バルセロナに到着

そしてバルセロナにて軽く夕食

僕は軽くでも妥協しませんよ

現地の料理を必ずその土地で食べるという自分ルールがあります

ということで、そのへんのお店で、スパニッシュオムレツと、ガスパチョを注文



ガスパチョうまいですよね。半端なく好きです。

てか、トマト美味しいもん、スペイン。

そら、うまいわ


腹ごしらえをして、宿探し

今日は駅前のベンチで寝てみよう

他にも終電逃したようなおっちゃん二人(別々)がベンチ泊してるし、大きな駅前だから大丈夫でしょってことで決定

ここです

こちら今日の宿

『お宿・ベンチ』
Wi-Fiなし、シャワーなし、セーフティーボックスなし、朝ごはんなし、トイレ有り(自己責任)
一泊、0€



さ、寝よー


って怖くて寝れない


野宿怖ー


まじか、怖くて寝れないとかあるんか


今までそんな経験な、、、か、、、、、


スースー(この辺りで寝たと思いますw)

2~3時間ほど寝たところで、はっと起きました。


ここはどこだ????


あーそのへんのベンチで野宿してたんだw

ふと、枕元の荷物を目にやる




わかりにくいですね

リュックサック切られて持ってかれてました

な、なに?

なんだと、、、、、


寝袋のカバーで、頭元15cmのところにくくりつけていたので、もし誰かが近づいても気づくだろうと自分を過信しておりました。

油断大敵

相手はプロですよ!!!

別に油断してなかったけどw

二つリュックサックを持って行動していたのですが(↓下写真参考)右の方持ってかれました。

不幸中の幸いで、貴重品、パソコン、カメラ、充電器等の本当に必要なものが入った方のリュックは寝袋の中に入れて寝ていたので問題なかったです。

携帯も財布もマネーベルトも無事でした

ただ

研修道具一式(コック服、ズボン、帽子、エプロン、靴)と、調味料関係(醤油、みそ、どんこ椎茸、昆布、のり、本だし、鰹節、米酢、ラップ)がやられてしまいました

被害額はとても小さいですが、特殊な物ばかりで、精神的ダメージは地味にありました



ま、ね

荷物盗まれたってことは、遂に俺も一人前の旅人になったな(^-^)
↑超ポジティブ

それに

リュック一個とか、超身軽で移動とか楽だし、ラッキー
↑ただののーてんき


初めてのホームレスは、のーてんきな感じとなりましたw

それ、わかちこわかちこ

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2013年8月29日木曜日

あーマジ旅とか大っ嫌い!!!!

あー全然ブログ進んでねー
今ブログどこまで書いたっけ?
あーモロッコ編ね。
おせー
リアルタイムは”おおとり”のイタリアに入ってるってのに。
ま、帰国後もしばらく更新しないとブログの中で旅終わらなさそうですねw

この辺りはしょうがない。
うん、もうしばらくはブログ続きますのでw

ということで、まずはスペインの果て、アルヘシラスに到着
ここから船でモロッコへ向かいます

地図でも貼っときましょう


View Larger Map

Bがアルヘシラス(スペイン)
Aがタンジール(モロッコ)

となっております。
ということで、電車ではるばるアルヘシラスまでやってきました。
バレンシアを10:30に出て遅延もあり到着したのが夜の8時

早速港に向かう

その途中でエージェントみたいなところで船のチケットを販売していたので、ここで買うのかと思って列に並ぶ。
三十分以上待たされて、いざ

『タンジールまで行きたいんですけど。これ学生証です。』
『割引はここではできないよ。直接港で買えばいい』
って言われました。

ご丁寧に港の道順を教えてくれて、港に向かう。

あーあの三十分無駄したーー

というのも、今回のモロッコ突入にはかなりの短めのタイムリミットが設定してありました。

晩飯にタジン鍋を食べて、そしてその足でスペインに戻ってくる

これが今回のミッションです

なぜかというと、あさってに、旅友のまきさんとバルセロナで会う約束をしてしまい、調べると、乗り換えの関係で明日の朝の8:30の電車に乗らないと間に合わないということでした。

完全に、約束した日ミスってます!!!
だけど、僕は携帯も持っていないし(SIMカードの意味ね)、移動中はなかなかインターネットも拾えない。
だから、とりあえず、約束の時間に約束の場所にいなくてはいけないのです。

さもないと、まきさん半永久的に待ちぼうけw

後輩とかならまだいいんですけどね。ざ、キャリアウーマンのバリバリのかっこいい先輩なのでそういうわけにはいきません。色んなお話聞きたいし!!!

電車の遅延一時間
チケット買い待ちプラス移動で、1時間

現在時刻PM9:00

タイムリミット、行きたいお店のラストオーダーはPM11:00

船の移動時間1時間から2時間

焦りはじめる俺です

しかーし

ここでこんな僕に耳寄りな情報

スペインとモロッコの間に時差が2時間あります

しかも俺に有利な方の二時間です

そう、現時刻(スペイン時刻)PM9:00ということはモロッコ時刻PM7:00

それでも僕は焦り始めております


ということで港に到着



早速チケットを購入したいと思います。

再び長蛇の列。チケット会社がたくさんあって、どこに並んだらいいのかまるで検討がつかないけど、とりあえず、タンジールの文字の書いてあるところに並ぶ。

三十分以上待って、僕の番が来る

『タンジールまで行きたいんですけど。これ学生証です。』
『ここは車を船に入れたい人用のチケット売り場だよ』

な、なに?
(;゚Д゚)!

なんと車を運ばない人用のチケット売り場はもういっこ向こうの建物の中にあるみたい

伝言掲示板を見て、一番すぐに出発する便の会社のところに並ぶ。

再び三十分以上待たされる。
ちくしょう

やっとのことで、俺の番
ふーやっとか

『タンジールまで行きたいんですけど。これ学生証です。』
『学生割引はできないよ。そして今日は土曜日だから高いよ。往復で80ユーロね』

え?(;゚Д゚)!


クソ高くない?

マジかよ?

昨日インターネットで軽く調べた時は20ユーロくらいだったよな?

いや、でもこの便を逃したら次は2時間後。

タジン鍋を食べるには、これに乗るしかない!!!

80ユーロケチってタジン鍋食えないの考えると、一生後悔しそう

ということで、なんとか自分を言い聞かせて往復のチケットを購入


空港のようにゲートインして、待っている。

早速、乗り込み開始

と思いきや、なんだかバトルが繰り広げられている。

どうも船が遅延して、乗客と、ガードの人がもめている

(;゚Д゚)!
また遅延??

何回俺を困らせる気だー

てか、今何時?
PM10:00!!!

今すぐに出航したとしても、モロッコ時間の到着が10時ころ

モロッコの港に到着してからお店に移動してオーダーするまでのタイムリミットがすでに一時間


その上に船が遅延

やばい

さすがにやばい


いや、でも今までの旅の中、なんだかんだうまくいってるから大丈夫!!!

という謎の自信で自分自身を励ます

(`・ω・´)ムッキー!


やっとのことで船に乗り込む

時間は10:30

あらら

船に乗り込むもなかなか出発しない

三十分後出発

うわー


モロッコ時間PM11:00にモロッコに到着

いや、急げばなんとかなるはず!!!

とりあえず空港を出たところに警備員さんがいたので、道を聞いてみよう

『ここのレストラン行きたいんだけど、今ここが、このマップでいうこの部分だから、この道真っ直ぐだよね?』
『いや、今はここだから』とカタコトの英語でいう警備員A
『いやいや、だから、今俺らがいるのはここでしょ?ここに行きたいからこの道まっすぐだよね?』
『どうした?』と警備員B
『あー、道ね。今がここだから、とりあえずタンジール行きのバスに乗らなきゃだな』

今、なんと
Σ(゚д゚lll)

もしかして

ここはタンジールじゃない

うそだ

嘘に決まっている

ってここどこーーーーーー??? 

警備員さんたちが指差したのはBのところだ


A:Port, Tangier
B:Port Tangier MED I

なに後ろのMED Iって???

別の港かよ

シラネーヨ


うわー


おわた\(∵)/オワタ

\(^ω^)/オワタ

しゅーりょー


行き先間違えるというぼんミス!!!!

しかも近くにレストランらしきものは一切ない

時間は夜の11時

明日のアルヘシラス発の朝の電車に乗らなくてはならない

はー


何しにモロッコ来たんだっけ??


タジン鍋食えねーーーー


あーーーー


腹減ったーーーー


ちきっしょーーーーー


なんとか良い感じにまとまるって思ってた俺がダメだったのか?


とりあえず、警備員が凹んでる俺の話を聞く


お前腹減ってるのか。そうか。ならとりあえあずパンをやるよ。


あ、でも俺、モロッコの通貨もってない。ごめんね。


いや、お金なんていいから、ほら食え


このパンの中にカレーが入っていて、モロッコ人の代表的な家庭食らしい

あーうまい

悔しさと、自分はなんて馬鹿なんだという切なさに、この人たちの優しさがしみる

うまいって一言でいうけど難しい表現だと感じた

この時のウマイは人生で経験した少ない方のうまいだった

うまいって、自分の感情なんかが絡まってるよね

難しいものだな、うまいって本当





優しいモロッコ人とお話することにした

もう目的は何もないしね

お前何の仕事してんだとか、旅とか、宗教とか色々話した。




そして、さてお前はどうするんだ?もう帰るのか?

ちょっとチケット売り場で時間見てくるわということで、一時間後のチケットを購入して、

再び警備員たちの所まで行ってギリギリまでお話

色んな話をできた。俺はこの三人のモロッコ人としか喋ってないけど、モロッコの人は優しくて、親しいイメージができた。

宗教の話をしている時にこんな事を振られた、お前は何を信じるんだい?

もちろん彼の言うところは何の宗教かという話。

ちょっと冗談も含めて、俺はこう返した

I believe myself!!!

俺は俺自身を信じている



まさか、この自分が言った何気ない言葉が数週間後、自分に突き刺さってくるとはこの時は思ってはいなかったのだが、、、

俺は無宗教。

もちろん日本的文化に沿って、親族が死んだらお坊さん呼ぶだろうし、結婚式はチャペルでするかと思うけど、何を信じているわけではない。

そんな俺が軽く言った言葉

この言葉についてはもう少し後の話で詳しくしようと思います

さて、モロッコ時間AM1:30(スペイン時間AM:3:30)くっそ眠い中、スペインに戻ろうかな

みんなにお別れを告げ、駐車場を去る

この、3時間だけのモロッコ滞在も必ず意味のあることなんだろうなー

この経験が、この時この人たちに出会ったからこそ、俺の将来が少し変わって行くのかな

なんて、ぼけーっと考えながら、帰りの船で一時間少しの浅い眠りにつく

うん、モロッコ行ってよかった

タジン鍋食いにはるばる行って、タジン鍋食ってねーーーーー

ほんっと旅とか調べることだらけでいやんなっちゃうよねー
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2013年8月19日月曜日

思い立ったが吉日

前回の報告を受けてですね、
いつも通り弾丸かつ、音速かつ、大胆で、ワイルドでありながら、セクシーな決断をしました。


世界最速ヨーロッパ周遊(自称)


です。


もともとのプランはですね。
一時帰国までは、スペインとイタリアに集中して、シェンゲン協定を考慮して、東周りから西周りに切り替えるというパターンで、一時帰国後は、アジアからスタートして、またヨーロッパまで来てから、日本に帰国しようと考えていました。
*シェンゲン協定とは、簡単に言うとヨーロッパのVISAのことで、90日まで滞在許可が出るのだが、その後は90日間、ヨーロッパから離れないといけないというルールなのです。そして、そのあとに入国した場合再び90日間のVISAをもらうことはできます。

しかーし
もう帰っちゃうのよね

*気になる人は前回の記事見てね

しばらくは海外旅行はいかないでしょう。
でもやっぱり、ヨーロッパ食いたいものたくさんあるよね、僕

トルコもやっぱり行きたい

そこで、

決めました

次の研修が決定してるのはatイタリアfrom 9月1日(イタリアは8月中ほとんどのお店が夏休み休暇を取るため)


日本行きのチケットはfromローマon 9月19日


9月中はイタリアに専念します

できれば8月後半に入って、少しだけイタリア語勉強したい。(もともとは二、三週間勉強する予定だった)

今日の日付(パエリア研修終了時)
8月3日

行くか(即決)


モロッコからトルコまで


二週間くらいで行けるんじゃね?


陸路で


俺なら?


ねー


だって、飯しか興味ないし


なんなら宿とかで止まらずに(泊まらずに)、なるべく最速で移動すればいい


ディナーしにパリ行って、レストランでご飯だけ食べたら、その足で、ベルギーまで移動、


食いたいものだけ食べる


そして、間髪いれずに移動


むしろ


乗り換えの時間を使って美味しいご当地のご飯を食べに行く


そんなかんじか


それだけのためのヨーロッパ周遊


いなかっただろうなー


そんな変態











ということで、買っちゃいました

ユーレイルパス




ユーレイルパスとは
ざっくり説明します。ユーレイルというヨーロッパの鉄道の乗り放題券のことです。

そんなに安かないです。でも、高くもないです。

僕が買った一ヶ月のパスが650ユーロくらいでした

僕に教えてくれた旅友は安いって言ってました。

安いか高いかなんてのは人の価値観ですw

このあたり気になる人のために、料金表の載ったページ貼っときましょうかね←今日は真面目ですね、僕
ユーレイル公式サイト(日本語)


ただ、僕、電車旅大好き


だから、お金は多少文句は言いません


ユーロラインというバスの周遊もできます。
こっちのほうが安いかも
とりあえず、貼っときましょう
ユーロライン公式サイト(英語)

今日は僕、二個もリンクなんか張り付けちゃってどうしたんでしょうね。

真面目すぎですね





ということで、モロッコに向けて出発

車内の雰囲気
ワクワクですね







テンションが上がりますね

教えてもらいなが自分が作ったパエリアが、染みます。いや、本当に


今日はここまで!!!
次はモロッコ行くでー
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2013年8月17日土曜日

ちょいと報告です

えー


9/20に帰国決めました




え?早くない?

って話ですけれども、

その通り!!!

予定よりも7ヶ月も早い帰国です!!!!

今日はその理由何かをグダグダ説明しようかなーなんて思って、おもむろにパソコンと向かっております

これを考えたのはバレンシアでの宿の中です

もともと9/20に森田(親友)の結婚式に出席するために一時帰国をする予定だったのですが、ふとこんなことが頭によぎりました

もう、旅終えて良くね??

旅を開始してから僕のブログを見始めた人はご存知ないかと思いますが、旅の前にカナダで一年間ワーキングホリデーを挟んでおります。

その後、帰国せずに旅に出ているものでして

旅自体はまだ4ヶ月目なんですけど、日本を出てから数えると14ヶ月という月日が経っておりまして。

このカナダでの生活も、僕にとっては一つのくくりで旅なんですよね

14ヶ月旅中なんですよ。





ここからは僕が旅に出た理由なんかを話して行こうかなーって思います

僕がこの旅に出た根っこの理由

僕が日本を逃げ出した理由

早く一人前の板前にならなきゃいけないのに、日本を1年以上も離れる決意をした理由

この辺りが話に絡んで来ます







ずーっと自分自身でもはっきり言葉にできなくて、旅中よく考え直していた

いつも綺麗な言葉にまとめようとするけど、なかなかしっくりこない

とりあえず自分を正当化しようとしてしまう部分があるからなのだろうか?

いろんな背景が絡んでいることは間違いないが、誰に『行け』と言われたのでもなく

いろんな人の猛反対を押し切って決め

決めた後はその人たちも応援してくれた

他にもいろんな人の応援を受け


実際に

出国


何を得られるか、具体的なものなんて想像すらできなかった。



なんで日本を離れたのか


なんで板前の世界から離れたのか


簡単に言うと

板前になりたくなかった

大先輩の背中とかみて、そんな板前になりたくなかった


逃げたんだ

簡単に言ったらこんなんだと思う


10年も20年も長く続けている大先輩方


かっこいいし、尊敬するし、同じようにそれだけの技術を手に入れたいと思う


でも、同じような人生は歩みたくない

料理が全て

日本料理が全て

一日の17時間くらいは料理の事を考えているんじゃないのかな

美味しいものを作ろうって

客を満足させようって

それだけに焦点を当てている

ように思えた

仕事環境や、家族なんかよりお客さんの満足の方が大事なように見えた

いや、もちろんそれってすごくかっこよくて、素晴らしい人だと思うんだけど、
俺はそこまで料理が好きじゃないみたい

正確に言うと、料理は大好きだけど、『人』の方がもっともっと興味がある



板前だっていろんな人がいる


たぶんその人たちが他の板前以上に極端に『職人』だったということもわかっている



俺がやりたいのはそこのフィールドじゃないと思った


『職人』で終わるのはなんか違うなって





親父を超える

それだけを考えて入った板前の世界

4年5年と経験を積み

目標点が少しずれた




俺が本当にやりたいこと
俺の一番根っこの夢

英語が喋れるようになることでもない
世界一周をすることでもない
一流の板前になることでもない
親父の店を継ぐことでもない
ミシュランで三ツ星を取ることでもない

俺が一番やりたいことは

板前を育てること


ちょっと違うな


人を育てること


後者の方がしっくりくる


前に述べたことはもちろんやりたいことなのだが、それは通過点でしかない

一番ではない

俺が一番やりたいこと、もっかい言う

人を育てること



俺自信、まだ未熟だが、

後ろ5年を振り返ると、まるで違う今の俺

日本を出てからはまだまだ小さいが、自信という強いものも持ち始めた

俺自身、成長に気付けている

だがまだ人を育てる所まで自分自身がきていない




人を育てられる人間になるために
自分自身が育つために

日本を飛び出した




おかげさまで、ワーホリでいろんなことを学ばせてもらった

料理旅でも、いろんなことを学ばせてもらった


色々考えたが、どうもやっぱり料理も好きみたいだ


やっぱり板前をやめらんない


親父の店を継いで、人生最大の親孝行もしてやりたい


細々した夢、全部まとめて

俺の夢、全部叶えてやる



親父の店継いで

絶対、成功させて

自分も含めてみんなにいい給料を絶対に払ってやる

弟子を1000人出す

海外にも出店して、そいつらに世界を見せてやる

お前なんて一人いても、世界はなんにも変わんないって事実を目の当たりにさせてやる
そしてその裏側にお前でも人より秀でた部分があるということも気づかせてやりたい

まだまだまだまだ勉強不足ということに気づくだろう

俺がそうであったように

1000人の内、一人も適当な扱いなんてしない

一人一人、そいつVS俺 の本気の教育


これが俺の夢

これをはっきり人に言えるようになったのは日本を出てから半年以上も後だったと思う


てか
夢がぶらついていたから日本を出たと言い換えても良さそうだ




俺は俺自身がすごい人間になんて、なりたいわけではない

1000人の弟子をすごいやつに育てたい

そんな

1000人の

夢を叶えるお手伝いを、することが夢


そのためには、まだまだ板前として未熟

オーナーとしても未熟

人間としても未熟


だからこれからの5年間である程度まで絶対に持っていく

五年後、オヤジの店が俺の店に変わるまでに

振り返ってみて、後ろ五年間で成長できた俺の『伸びしろ』を考えると、自信がある

この寄り道中にも、英語の壁を乗り越えられた自分もいたし、世界中の厨房で働くという野望も叶える事ができた。どっちも一筋縄じゃ行かなかったけど、たくさんの人の応援やアドバイスをいただき、自身も本気の本気で挑んで成功まで持って行けた

この成功は、しかも今まで経験したことのない、全く違うジャンルの挑戦に成功したという事実は、俺の自信に直結している。

その自信もすぐに崩れるのは知っているけど、またすぐに立ち直って前に進む俺がいる、その自信もある


まあ、正確に言うと、周りの人たちの手を借りて、起き上がるのだろうがなw

この手に入れた自信と、仲間に甘えるときは思いっきり甘えたら良いという割り切った考えができるようになったことが、今回の寄り道での一番の収穫ではなかろうか




職人だっていろんな人がいる

板前だっていろんな人がいる


職人の前に、みんな一人の人間

板前の前に、みんな一人の人間


板前の世界にどっぷり浸かると他の世界がまるで見えない

視野が狭すぎる

たぶん、学ぶ事が膨大過ぎて、他を見る暇すらないのであろう

それはそれで良いのかもしれないが、個人的な意見を言わせてもらうと、ダメだと思う

だって、一人の人間なんだもん

他のいろんな世界を見て、そしてまた、板前の世界で頑張りたい



寄り道したほうが本当の道に戻った時、一生懸命できるはず



このことに気づいた俺

そして今、俺の本当にやりたいことを考え直してみる

それは世界の料理を勉強することではない

俺の一番の夢を叶えるための準備にとりかかること

日本料理を勉強しなおすこと

経営の勉強を始めること





それがやりたくてしょうがない

むしろ焦りを感じています


もともとこれは、高校からの親友、森田の結婚式に出席するために一時帰国するためのものだったのだが、この際旅を終えてしまおうと考えたわけです。

これが旅を終える60%の理由です

え?ここまで長々と話しておいて60%かよ?

ふざけんな!!!

って話ですね笑

後の40%は、今は言えませんが、いずれお伝えするかと思います。

わー

ざっくりΣ(゚д゚lll)




何はともあれ、

旅は終わるが、次の夢に向って進み始めます。
*まだ時間はあるよw



ということです。




意外にたくさんの人が僕なんかのブログ(ただの日記)を読んでくださっていて、びっくりなんですけど、もし楽しみにしてた人いたらごめんなさい

アジア編と、アフリカ編ありません

どーん


だけど、帰国まで、最後の一秒まで、僕は僕の旅を全うする気です

まだ時間は一ヶ月少しあります

せっかく、このくっそ長い記事読むくらいの読者さんになっていたら、最後まで僕の旅見てください

くっそ暑っ苦しいブログ、最後まで見届けてください

そして、僕が日本に着くまで応援続けてください

帰国後の旅のまとめなんかも読んでください

僕の旅、最後まで一緒に行きましょう


という報告でした。

この報告を絡め、明日また大幅な旅路変更を発表します





あーまた写真なしですね

それは良くない

あれですね、いつも僕を支えてくれていている、大事な女性をここらで紹介しましょうかね

この人がいるから僕は頑張れてる

そんな大事な女性です







いきましょう












こちらスズちゃんです

























母です!!!!
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2013年8月15日木曜日

出会って、お互いを知って、楽しい思いをして、またお別れ、ああ辛い、旅で一番嫌いだ。だけど、その先にはまた新しい出会いがある。だけど、いつもその先なんて考えられるわけもなく、ただただ寂しい思いに駆られる。旅に慣れてきても、別れは絶対に慣れることができない、そんな旅のさなかの一日。

タイトル長っ!!!!!









そうです。今日で最終日なのです。
悲しいですが、とりあえず完全燃焼しなければこの気持ち収まりません。
パエリア職人に俺はなる←ルフィー風


昨日の夜に宿に帰る途中に、色々考えました。
パエリアって難しいなー
教科書作ろうと思ったけど、そんな簡単に紙なんかにまとめられないなー
少しでもパエリア美味しくできるようにならないかな?

って考えました

そしたらある秘策を思いつきました。

こ、これは(;゚Д゚)!

みたいな、とびっきりにナイスで賢いアイデアです。よっ、おとこまえ←誰





さて、今日も出勤

いつものように、まかないいただいて(ありがとうございます)着替えて厨房に

俺は何も触っちゃいけないというルールで入ったのですが、そういうのって徐々に穴に入っていけるんですね

最終日にもなると気づいたら仕込みしてましたw

現場ってこんなもんです。

ルールとか、言葉とか超える一瞬の戦いとか、仲間意識とか、そんなんで成り立ってるわけです。

現場にインターネットなんぞあっても、なんの役にも立たねーんだよ

辞書なんて引いてたら、次の仕事に置いてかれるんだよ

一秒を争う瞬間が幾度となく存在します




忙しかったら目の前の暇そうな奴使っとけ

そういう話です

この道に関しては僕も馬鹿じゃありません

職人の目を見れば何をほっしてるのかぐらい察知できます

あースプーンこの次探すなとか、2秒後ライターいるじゃん?とか、洗い物出しに行ってこよとか、台の上拭こうとか

別に何もしてるわけじゃないけど、本当に何もしていないようなバカならば飛び込みなんてしませんよ

その瞬間に『はいどうぞ』ってなことを続けてると、気づいたら

使ってくれるようになるわけですよ

自分をアピールすれば、少しはリターンがあるんです

言葉とか超えて

ルールとか超えて

こういうの嬉しく感じる瞬間でさ

びっしばっしシゴかれまくった経験がこれを自然にできるような体にしたんだろうなって思う

ぶん殴られたり、蹴られたり、吹っ飛ばされたり、タコ殴りにされたりそんなどん底くらいひどい扱いされた中で身に付いたものなんだろうなー

踏ん張って良かった、アントキのsueyoshi

何事もいいことに繋がるもんですね

泣けてきます






今日のピークタイムも終わりが見えた頃、今だ!と思い、秘策を切り出す

これはイチかバチかのどでかい交渉だったな、うん

だけど私には失うものはないははは

こうなると、いける

ガツガツいける

さー行こう

俺にパエリア作らせてくれ!!!

Let me cook Paella!!!

どーん

とんでもない、切り出し

もちろん細くを伝える

自分用のパエリアを、自分で作らせて欲しい。もちろんお金は払うから←ここ重要ですな

これいいアイデアじゃね?

ものすごく安い料理教室みたいな感じになるわけです

あー俺天才よっ、おとこまえ←誰






さて、反応です

俺的にはあ、いいよくらいの楽勝な回答を期待してたわけですが、

始まってしまいました

幹部ミーティング




マネージャー、シェフ、スーシェフ、の会議

やっべ、話どでかいことになってきた汗

ま、断られても俺に失うものはないもん

ということで、幹部ミーティングが終了する。


解答は

OK

とのこと

ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございます

sueyoshi的な勘ですが、たぶん僕の目的が親に食べさせてやることという、純粋な好奇心だけでやっている事を認知してくれたからでしょう。もし僕が、パエリアレストランを日本で出そうかなーなんて言っていたら、多分OKではなかったはず

やはりライバル視というのは、師弟関係にもあるものなのです

あーよかったすべからく正直に言っておいて

ということで

ちょうどお客さんもストップしたタイミングだった。
( ノ゚Д゚) よし!

ということで、キッチン中の視線をいただきまして、作っております

なんならホールのみんなも見てます

(((゜Д゜;)))

暇なので、シェフに一つ一つアドバイスをもらう

このアドバイスいくらの価値に相当するんでしょうかねー

シェフからのアドバイス プライスレス



ということで美味しい、パエリアが出来上がりましたとさ

シェフとか面白い人なので、じゃ次は面白いの行ってみようってことで


早速、お金を払おうとすると、断固拒否

いやいやいやいや

そこは払わないと僕の気持ち収まりません

払う、受け取らないの攻防が3分程続く

そして

俺、負ける

ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございます

あーチクショウ

またもお世話になってしまった

これは俺(シェフ)からの餞別だって

かっこよすぎです

一生付いていきます!!!明日の午前11時にバレンシア出発ね




このキッチンでの残り時間もわずかとなってきました

ということなので記念撮影

シェフとか面白い人なので、じゃ次は面白いの行ってみようってことで(二度目か)

いい写真です

この写真が物語る物を僕は強く感じるわけです

シェフがちょっとこういった砕けた瞬間を出すってこと

普段はすごく集中していて、話かけられない時も多いけど、そういう砕けた瞬間を見ることもある

そうやって、厨房の空気が緊張し過ぎない、ゆるみ過ぎない、そんな状況になる

僕なんかの飛び込みを受け入れてくれる






あーなんだかなー


料理以外の”何か”を得るているなーって感じる

いくらお国柄で、フレンドリーだの、紳士的だの言う所だったかもしれないけどさ、人間関係がぎくしゃくしているような日本のようなお店も絶対にたくさんあるはず。

だけど俺が行ったお店は全て、手厚く対応してくれて、仲間の一人として受け入れていただいている。

言葉の壁はあるが、『楽しい』以外の感情はうまれない。なぜならば環境が良いから。

では何故、このように、行くところ行くところ、素晴らしいキッチンなのだろうか?

素晴らしい出会いがあるんだろうか?

これはトロントの厨房にいる時から感じているところ

何かのメッセージがあるような気がしてしょうがない

神さまとか信じないけど、誰かが俺に対して送っているメッセージがあるようにしてならない

そのメッセージ俺はこういう風に聞こえてくる

日本の厨房を変えろ



他の誰でもなく、お前が変えるんだ

って

悪環境がひしめき合っている、板前の状況

安月給、超長労働時間、プレッシャー、悪い部分の上下関係、暴力、ストレス、、、、

そんな中で誰が人生は楽しいねって言える?

これを変えるなんて、とんでもなくたくさん障害や、課題なんかはあるけどさ

お前が変えろ

そんな風に聞こえてきてしょうがない

この旅、えらい方向に向かってるでー

爆笑

いやー、別れは辛いね

本当にお世話になりました

世界一うまいパエリアのお店
カサ・ロベルト

バレンシア来る機会があったらよってみて。僕の友達だって言ったらみんな喜んでくれるだろうなー
*サービスは期待しないでね。間違いなく、何もありませんからw


ありがとうございました

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2013年8月14日水曜日

あー楽しい

パエリアって奥が深いわね、、、
コメが丸いです

パエージャバレンシアーノの仕込み

パえージャマリスコスの仕込み

マリスコス調理中

バレンシアーノ調理中


いやー
楽しい

半端なく、楽しい!!!

なんでこんなに楽しいんですかね???

自分自身わかりません←キッパリ

多分ですね、彼らの職人技を目の前で見るっていうのがワクワクするんでしょうね。
レシピとか、時間とかそんなものは彼らの中にはありません

全部がカンです

オーブンの温度、水加減、火加減、塩加減、オーブンに入れるタイミング、出すタイミング、

全部、長年の経験によるカンのみで判断しているわけです。

そんなもんね、たかだか3日や4日で習得出来るわけがありません。

僕はそれでも食らいつく

付け焼刃とか、素人だとか、未熟だとか、職人をナメてるだとか

何とでも言ってきやがれっつーの

そんな罵声、俺には効かないね。ハハハハハ←誰

何度も味見させてもらって、舌に塩加減を叩き込む。
オーブンに入れるタイミングで1秒ストップしてもらって、超近距離から米の状態を、残りの水分状態を目に焼き付ける。

常に、タイマーでラップタイムを計って、規則性を見つけ出す

、、、

こういうのって、あれですよね

楽ですよね

言葉の壁なんてないもんね

職人の世界

世界中で通じる何かがあるんだなー

てかさ、

楽しくって

楽しくって


もうね、わくわくが止まらない


俺が異常にコメに対しての興味があるっていうのも関係しているとは思うけれども


いやー楽しい


職人技①、斜め余分な油取り

かたつむりの処理初めてみれたー

こいつら面白いぜー

乾燥状を水に戻すんだけど、水に戻すと、生き返るん!!!

さっきまで死んでたのにw

すげーよなw

爆笑してしまった。

調理方法も、ゆっくーり温めて ボイルしないと殻の中からいなくなっちゃうんだってさ

日本人には馴染みのない食材だからいい勉強になったや


職人技②スプーンでオーブン温度調節
職人技③ひとつまみが決めて、塩加減

番外編 イカ墨パエリア

味見させてもらったら、くっそ(゚д゚)ウマーでしたw

あー、明日で最後かー

まだまだ見学不足だけれどもしょうがない。

てか、こんなに良くしてくれたのに、お別れは本当辛い

まいどまいど、辛いなー

明日も一日、全力投球っしょ!!!

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