2013年5月6日月曜日

ケンダルおじさん


お別れの時です。

最強のタッグの写真ですね。



ジャパレスからカナディアンのバーに移ったワケですが、確実にこの、ケンダルおじさんがシェフじゃなかったら続いていなかったでしょう。
けんだるおじさん無しでは、トロント第二章は始まってすらいないわけです。

僕が入った当初、僕の英語力はまだ仕事するまでの域に達していませんでした。(その時の自分はいけると思ったのだが、今考えるとひどすぎる)
彼は、ミシュランを知る、数少ないカナディアンでした。しかも彼は僕の前の店を知っていた。
たぶん普通、そこそこの料理人レベルじゃないと、存在すらしらない。
ということで、僕の履歴書がいい感じに効果を発揮した模様です。

雇ってもらったはいいが、何を言ってるのか30%しかわからなかった。仕事にならないレベル。
なのに彼は、毎回優しく説明をゆっくりわかりやすく、そして何度も何度もしてくれた。
技術的ミスというよりも、すべてコミュニケーションミス。
しかし彼は怒らなかった。

今考えるとここが不思議だな。というのも、忙しくなると、ウェイターにはガン切れで、めっちゃ叫んでるのに、俺には一度もそんなことなかった。この辺りは認めてくれていたのだと思う。一度したミスは二度しないようにしたし、一日で全部メニュー覚えたり、そういう真面目の所が、彼は気に入ったんだと思う。

でもその時俺は、『クビになる』と思い、必死で仕事はやっていたわけだが、、、

とまあ、ケンダルおじさんの寛大さにより、なんとか半年続けれたわけだけど、逆の立場だったらどうかな?俺はそこまで優しくするだろうか?
多分無理だろうね。だって仕事だよ?本当にこのご恩は忘れられないよ。

もちろんね、カナディアンと日本人だから、意見合わないこともたくさんあったし、少し言い合いもした。
俺が黙って向こうに合わせればそれでうまくいくから、我慢しよう
そうやっていつも、イラっとしたとき考えていたけど、ふとこんなことに気づいたときにだいぶイラっとが減った
彼も俺に合わせている

キッチンは彼と二人で回していたわけだが、そりゃそうだよ毎日10時間一緒に過ごす。嫁さんよりも友達よりも職場の他の人よりも、俺が一番一緒にいたわけだ。

そういうことだ。
しかし、それだけではない。彼はマジで俺のことを息子?弟?のように可愛がってくれた。
しょっちゅう飲みに連れて行ってくれたり、(毎回おごってくれた)冬が寒い寒いって言ってたら、アディダスの服、何枚もくれたし、バースデーサプライズしてくれたり、マジで彼やばい!!!

ケンダルおじさんには将来トロントに作る俺のレストラン、一生無料で食い放題券あげよう。

彼とはいろんな思い出があるわー

チャリティーで口ひげ一緒に伸ばしたり






停電の中パーティーの料理作んなきゃだったり
(キャンドルの灯りの元、ケンダルと、、、)








寿司作れっていきなり言われて忙しい中作らされたり










パート2










パート3









全部ひっくるめて、彼は僕の最強の相棒です。彼もそう思っていることを望みます。

しばらく彼とは会えませんが、間違いないです。彼とはまた会います。日本かトロントかわかりませんが、、、

結婚式呼んだげよ。←いつだよおい

寂しいですね。彼との日常がなくなってしまうのは。

大丈夫、同じ空の下、今日も彼は仕事さぼって携帯いじってるさw

てか実は、昨日トロントを出発して、アメリカのテキサスに入ったんだけど、その辺りはまた明日。
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