2013年1月28日月曜日

たわごと

ポジティブに考えようと日々意識していても、ちょっと嫌なこと、うまくいかなかったりすると、すぐ機嫌が悪くなってるのに気づいた自分。
こっちに来て、幾度と文化の違い=価値観・考え方の違いに遭遇し、僕の考えかたは変わった。
というかカナディアンばかりの中で仕事をするということは、向こうの価値観が当たり前で、俺一人だけ違う意見。英語もそんな細かいとこまで言えないし、とりあえず向こうに合わせるしかない。そんな日々を過ごして感じたこと。

自分と相手は違う。だから、どんなに価値観が違って腹が立ってもとりあえず相手を受け入れる。
そこから、ゆっくり自分の中で消化していく。なぜあの人はこういう事をしたのか、自分が変われる余地はあるのか、なぜ自分はこういう考えなのだろうか、と

これは結局、対日本人にしても同じなわけで、(もちろん外国人の方が、激しい違いがある場合のが多い)今まで、自分の考えが『絶対』だと考えていた自分がダメだと思った。
極論、人間全員価値観違う

相手を受け入れ、理解し、そして自分を見つめ直す。その上で自分を確固たるものにする。

それが大切だと気づいた。

だが、人を受け入れるスピードよりも早く、頭に血が登る現象がいくどとなく出てくる。

話は変わるが、高校の時から、『ヘンに嘘ついて周りに合わせ自分の感情を殺して世間に合わせる』そんな大人になるんだったら、大人になんてなりたくない。って考えてた。
社会人になり、上下関係のめんどくささを色々目の当たりにし、その都度自分の感情を殺してきた自分。(ま、殺しきれてなくて顔に出てるんだけどね。自分の中では殺してるつもりだけどw)
逆に自分は下に対してどうだったのか、仕事に対してメチャ厳しい俺は、そういう空気作ったに違いない。
そう反省してる。

上下関係のいい所もたくさんあるが、上が正しい。というか、下は意見できない、言いにくい空気ってのは嫌いだな。
だからこそ、昔の俺に反省している。怒るのはいい、ただ下も意見を言える時間が必要だ。

それらに対し矛盾を感じている。

1.相手を受け入れ、理解する。
2.自分の感情を殺さない。

一件、対局に見える。しかし、方法はある。

自分の感情は殺さずに、感情だけに身を任せない。

ムカついたとき
『一度、自分を飲み込む。』
そして、自分を出す。

感情のスピードのコントロール。
この自分の感情を一旦飲み込むというのが、僕にとってかなり難しい事がわかった。決して全部飲み込んだままにしてはならないけどね。
分かっていても難しい。
自分と相手の比重を一緒にしないといけない。

ま、感情むき出しで、すげー熱くなる自分嫌いじゃないんだけどね。w ガキだとも感じるが。
自分の考えを崩すってたやすい事じゃないけど、そうやっていろんな人からいろんなことを吸収したり、考えを見つめ直したりできる大人になりたい。
当たり前とおもっていた作業を、一から考え直せる、そんな人に。
正解なんてないんだから
ゆっくり変わって行こう

なに言ってるかわかんないけど、課題が一つ増えました。
こんな感じっす
 
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2013年1月20日日曜日

osechi

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おせち いん トロント(半人前板前のおせち録
 Do you know "osechi"?
"Osechi" is like a traditional super feast lunchbox for New Year's Day and every part has a special meaning. We, Japanese, hope for health, wealth, happiness and just everything good for the new year and that's why we eat "osechi". 
I've made "osechi" ever year since I was 5 or 6 year's old helping my father.
So it is an annual tradition for me to make it.
I made it in Toronto for New Year's Day 2013.
I think my father could have done a much better job, for sure, but I found out where my weak points are so I can learn for next year!
Made by Sueyoshi in Toronto 1st/Janu/2013

Made by Sueyoshi in Toronto 1st/Janu/2013


板前たるものおせちを作らずして年など越せるか!!!!
ということで、トロントで頑張って作ってみました。
31日までみっちり仕事(barのキッチンでの)がありましたので、仕事前+後でなんとか、段取組んで成し遂げました。
が積もってたので、買い物も一苦労。

買い物→仕事
腐りにくいもの作成(たつくり、きんとん、酢の物など)→仕事
買い物→仕事
切り出し→仕事
煮物、焼き物→仕事
盛り付け→仕事(中に年を越す)
みたいな年末でした。献立作成やスーパーの下見の時間を入れたら結構時間かかってます。
あっそうだ、 クリスマスイブイブに考え始めたんだった。

トロントでおせちを作ろうと思った人が勇気づいたら幸いです。
ということで詳しく説明入れてきたいと思います。

まず一の重

上から
ロブスター海老しんじょう
伊達巻
左から
田作り(ごまめ)
黒豆
叩きごぼう

○ロブスターしんじょう
せっかくこっちにいるので、伊勢海老の代わりに何かしらでロブスター使ってやろうと思いましてやった次第です。もっと赤くきれいに仕上げたかった、、、チャイナタウンで一匹4$で買えましたw安っ

○伊達巻
この伊達巻はいろんな味がしますよ。
問題その1、オーブンがない。問題その2、流す型(卵焼き器みたいな)がない。
なんとか大家にトースターを借りてオーブンの代わりにしようとしたんですがたのですが、試しに軽く回してたらキッチンのブレーカーが落ちて、ブレーカー上げたらいいだけだと思ったけど、そのブレーカーが治らない。なぜだ?多分、熱電動ブレーカーの超古いやつなのかな?とか思ったが30分たっても上がらない、治らない。挙句にオーナー奥さん(同じ家に住んでる)から『あんたが悪い、ふざけんな』みたいなこと言われて、そっちがふざけんな、他に何も使ってないのにブレーカー落ちる家ってどんな造りしてんだよ?ってことで、小競り合いが始まりました。チャイナは切れると、こっちの言い分全く聞かないからうざいわー。そんなこんなで小一時間が過ぎた頃
*コンロは使えたのでその間暗闇で作業続行、しかし換気扇は動かず匂いがこもり、オーナー奥さんが『匂いがすごいから料理すんな』とまたもきれる。こっちはもう呆れて、ハイハイといい、ドア全開で換気。(地下なので窓がない)すると、外は寒いから開けたら暖房代が大変なことになる(全部の部屋が一つのエアコンでつながっているため)ときれられる。もうこっちもやる気なくして、戦意喪失。もういいやおせちやめたとめんどくせーと思い片付けしていると、そのタイミングで治るw 原因は別の部屋の個別の小さいヒーターも同じ回路だったんじゃねーか?っていう話で落ち着き、料理の許可、トースターの使用許可もおりました。今考えると意味不明な利用許可だな。w そんなこんなで、いざ作ろうと思ったとき、問題2に気がつく。えー伊達巻なしはおせちっていえねーよ!!そんなのだめだーってことでとりあえずグーグル先生に泣きつく。そしたら教えてくれましたグーグル先生(クックパット)。クッキングシートで作る方法を。助かったー→http://cookpad.com/recipe/1643181
クッキングシートで作る方法だけ真似しただけだよー
そしてなんとか焼き上げるも火力が弱くパサついてしまい、少し悔しい、だけど苦労した分の旨み、チャイナとの激戦の日々、分量オヤジに教えてもらったので懐かしい味、そんな一言では言い表せない味となりました。w

○田作り(ごまめ
かたくちいわしはPAT(コリア&日本系のスーパー)で簡単に手に入りました。前の店は水飴を使っていたので、なしでうまくいくか不安だった(というか自分作らしてもらえなかったので初挑戦)のですが、料理人の勘が冴えていたんでしょう。醤油ちょろちょろと砂糖どぼってやってちょっと詰めたらいい感じの味になってたのでそのまま詰める、後半で少しみりんをたしもう少し詰める、ここぞのタイミングで煎っておいたカタクチイワシくん投入(このタイミンが経験を有する)すかさず絡め、板に広げる。冷めた時の、固まりぐわいが成功か失敗を分ける。(あったかい時とは硬さはまるで違う)一時間後様子を見てみる。 自分でびっくり完璧な仕上がり!!!少し田舎臭い味付けになったが自分好みだからよし!!!

○黒豆
こいつは二番目くらいに苦労したかな?何故か?鉄(Fe)を手に入れたかったからだ!!!!!
黒豆を炊く際は鉄を一緒に入れて炊くと黒く艶が出るのです(きっと科学的根拠があるはずだが知らないw)
前の店ではボンスター(鍋磨きのすごいほわほわした繊維状の鉄、金たわしは違うよ)をぶち込んでたのを思いだし、様々なスーパーで探すも見当たらない、カナディアンタイヤ(ホームセンター)に行くも見当たらない。鉄釘が昔のやり方なのだが、鉄かどうかなんて、見分けるのすげー難しいらしい。(グーグル曰く) ということで、カナディアンタイヤのオネーサンに聞いてみる。『”鉄”の釘探してるんだ』あーこっちこっちと釘のコーナーへ連れて行かれる。『これ、釘よ』確かに釘だね。『鉄のってある?』って聞くと?『は?』とすかさづ『鉄、てつ!!』というと『知らないわよ』と去っていった(ボクシングデーという大イベントの日だったので忙しかったのだろう)。ということで鉄釘なのかステンなのかなんなのかわからんが、っぽい釘(適当)を買ってみた。
黒豆は得意のチャイナタウンで簡単に見つけた!!
重曹は使うの嫌いなので、時間勝負で戦ってみた。
まず水で戻すこと半日。
仕事前に(朝一)点火。謎の釘と調味料と共にゆっくりゆっくりふつ、、、ふつ、、と炊き続ける(決して煮立たせてはいけない)
四時間後気づいたら 仕事に行かなければ(;゚Д゚)!
ということでそのままゆっくり冷まし、翌日朝一、再度点火。
計8時間炊いた所でいい感じの柔らかさになる(壁に向かって投げ、黒豆が崩れてピタッと壁にくっつくくらいがベスト!!)
しかし!!なんか若干茶色い!!!黒がイマイチ、、、
やっぱり釘、鉄じゃなかったのかーと残念な気分になる。。。。
味は予想以上に中に入らなかった、ま嫌なしつこさがなく上品な感じで仕上がり、みんなもエンドレスに食べ続けてくれたのでよし!!!


○叩きごぼう
祝い肴三種。これと伊達巻があれば俺はおせちと呼べる気がする。祝い肴三種とは、関東では黒豆、数の子、ごまめ(田作り)の3種、関西では黒豆、数の子、たたきごぼうの3種である。
が、 数の子手に入れられず、、、、
ということで、関西&関東合わせて、祝い肴三種としてみました。*今時おせちにルールなんて全くありません
ごぼうはやっぱりチャイナタウンで見つかります。これはあまり苦労しなかったなー
ただごまをりにするのを忘れたのを盛ってる際に気づく(;゚Д゚)!
あと粉山椒無しでやるとやっぱり味が締まらない。 
苦労はしてないが、反省点がいろいろある叩きごぼうとなりました。

○梅人参
サブキャラですが、この段でこいつないと一気に殺風景になります。そしてこの写真をフェイスブックやこのブログを通じてみんなに見てもらおうと思っていた(みんなあんまり俺がバリバリの板前って信じてなかったしちょっともの見せてやる気持ちだった)。ということは私の直接の先輩も観るだろうし、直接じゃない先輩、大先輩も見るかもしれない。へなちょこな梅人参なんて剥いたらぶった切られるだろうと思い、これはミスれない。ということでこの人参にかける熱意は、凄まじいものでした。w
なぜなら、あまり剥きもの得意でないw しかも、薄刃とかないしーーー家庭用包丁だしーー砧巻(きぬたまき)(二の重)の桂剥きもしんどかったです。
実は梅人参ですが、綺麗な正五角形を作れれば素人の方でも簡単にできます。その正五角形が若干難しいのですが、、、
ということで、インターネットで正五角形の画像を出してw http://d.hatena.ne.jp/math19575/20080320/1205996736
パソコンの前にまな板を置き、一つの内角が108°だからとぶつくさ言いながら、梅人参を作成w
さすが半人前、そして見栄っ張り。
こんなことやってるからまだまだなんだよなーと今更カッコ悪く感じる。



二の重

左奥 柿なます
右奥 サーモン砧(きぬた)(赤と白のやつ)
    うなぎ八幡巻(茶色のやつ)
メイン 鯛!!みたいな、魚w
左手前 菊花大根
右手前 いくら

○柿なます
特に書く事はありませんが、ただ、作りすぎて、消費に困った。めちゃめちゃ酢の物好きってわけじゃないし、、、

○サーモン砧
日本人でもこれ知ってる人、一人もいなかったw 高級ってわけでもないのになんでだろうか?料亭のおせちは大体ついてると思うのだが。
作り方、大根(日本でやるなら聖護院蕪(超でかい蕪)のがずっと美味しい)を桂剥きする。そのまま海水くらいの食塩水作って入れる。一時間後取り出し、手で押し絞る(あんま強いと破ける)甘酢(酢1水1砂糖好み*水は火入れしたほうがよい)につけておく。サーモンは燻製を購入。しかし、スライスになっているのしか手に入らなかった。重ねて、切って、無理やり直方体を作成(イメージ 7cm×1cm×1cm)そしてそれを真にして巻くだけ。
美味しいんで試してもらいたい一品ですね。
外人うけもこれが一番良かった!!!

○うなぎ八幡
唯一の手抜きw
PAT(コリア日本のスーパー)でうなぎの蒲焼の冷凍を発見して、テンション上がって衝動買いで作った唯一の勢い作品
*本来穴子を使います。
恥ずかしいからあんまり言いたくないけど、ごぼうは太い部分を四つに切り、端を輪ゴムで縛って下ゆがき。その後、解凍したうなぎの蒲焼を巻きつけ、両サイドを爪楊枝で止めて、そのままレンチンして、粗熱とって、ラップでしっかり締めるようにして巻くそして冷蔵庫。以上
大量に炊くならできるけど、一本じゃ炊けないやー
このやり方が、家庭的だし、おいしいw
もう手抜きしませんw

○鯛!!!みたいな魚
名前しらない。顔とか斑点のいろとか違うんだよなー。けどかなりタイに近い魚のはず。いやむしろ実は鯛で、こっちで取れるのはそういう感じなのかも?やはりチャイナタウンで購入。
とりあえず下ごしらえ。この手法はオヤジ流です(オヤジは中に赤飯かケンチンを射込む)
包丁がまともじゃないからしんどかった。ハサミと包丁二種を使い分けてた。
尾頭つきのまま幽庵地の塩バージョン(白くしたいから)に一晩漬け込む
地から上げトースターで焼き上げました。
味は微妙。地にオレンジのぶち込んだけど、若干臭かったし。
やはり日本の鯛は美味いよ!!! 
コブで旨み補えばよかったやー

*地(じ)=煮汁や、つけ汁、調味料を合わせた液体
板前はこの汁の事をすべからく『地』と言う


  

 三の重

煮物
 里芋
 ごぼう
 くわい
 人参
 蓮根
 結び昆布
 絹さや
きんとん

唯一満足できた段です。
○煮物
結び昆布作る際に、大量に昆布だしを引いてそっから、鰹節入れて出汁を取りました。(昆布だし分節約成功)
全体的に上手に炊けました。
チャイナタウンで里芋もくわいもごぼうも絹さやも手に入りました。(くわい見た時はテンション上がりました)昆布はPATで購入。
里芋は剥いて、とぎ汁で下ゆがき→清湯(水でぬか臭いのを抜く)→出汁で炊くという昔ながらなやり方で炊きました。煮崩れさせずに、完璧に火を通すにはよそ見したらできません。
くわいと、ごぼうは油で下揚げしてから炊きました。

○きんとん
一番苦労したのがこいつかな。まずさつまいもは手に入るけど金時いもは無理(当たり前w)どうやって、黄色くするか、、、、
もともと、黄色≒金色=金運UP
というのがあるので、やはり縁担ぎに黄色にしたかった。
ということで、『クチナシ』探しの旅が始まるのである。*クチナシの実を入れて一緒に湯がくと黄色くなる
しかし、行けど探せど見つからない。あの、チャイナタウンですら売っていない。
グーグル先生に聞いたら、トロントで同じように探してる人たくさんいたが、誰ひとり手に入れてない。
ということで選択肢としては、サフランを使うか、色粉を使うかだ。
サフランの匂いを懸念して、色粉を入手。(on Bloor のBathurstの近くのスーパー?)
海外の色粉の副作用(匂い味健康性)は不安だったが
一応ゆがき後清湯(綺麗な水でもう一度ボイル)したら、なんにも感じなかった。(健康面は大ジョブと信じることにした)
ダララマ(こっちの百均)で裏ごし用の編みを購入しておいたので、ボイル後、熱いうちに裏ごし開始!!!一分後、少しつなぎ目の所が破れ始める。続けるという選択肢しかなかったので続行するも、三分後3/4網が抜け落ち諦める<(T◇T)>うぉぉぉぉぉ!!!
木べらでマッシュするも、なめらかな舌触りには到底及ばない、、、
翌日早めに職場に行き、こっそりフープロにかける。(こっそりしなくて良い)
すると!!!
こ、こ、これは!!!
ということでなめらかな、きんとんができた!!!
後は栗ね。こいつもチャイナタウンで普通にゲット。
やっぱりクリいっぱいあった方が嬉しいよなーって思って、40個くらい購入。しかし、剥くのにものすごい時間を費やしてしまった、、、(剥いてる途中、半分位にしとけば良かったと若干の後悔に駆られる)

結果、味も見た目も満足行きました。みんな大好ききんとん。時間を費やし成功!!!

職場のシェフにお世話になっているし、日本の料理に興味があるのであげてみました。
奥はゆず釜風オレンジ釜。穴を開けずにくり抜くのは大変な集中力を有しました。少し鯛がでかいー

彼の感想は正直めっちゃうまいわけではなかったと。全体的に甘すぎるように感じたってさ。でもこれが、ジャパニーズスタイルだなと、勉強しながら、食べてくれたらしい。
まー彼らは白いご飯と一緒に食べるもしくは日本酒と一緒に食すというのが、できないのでしょうがないかと思ったねー


とりあえず、見た目はぼちぼちよく仕上がりましたが、焼き加減、味付け全体的な味のバランス、自分の実力のなさ、経験値不足等等等、(画像では伝わりにくいですが)課題がたくさん見つかりました。
悔しい気持ちもありますが、実際自分の本当の実力を知るというのは、大切なことだと思っています。
一つずつ、課題をクリアしていきたいと思います。
最後になりましたが、『折』(お重箱)を手に入れるのは不可能と考え、実家から店用のを送っていただきました。ちらほらある飾りや、仕切り、カップ、風呂敷なども、全て送っていただきました。
折が適当なものなければとても盛り付けできたものじゃありません。
この場をお借りしてお礼を言いたいと思います。
お父さん、お母さん
僕を産んでくれてありがとう w( ̄Д ̄;)wワオッ!!

閲覧ありがとうございます。 
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2013年1月14日月曜日

第二話 sueyoshi(すえよし) バイトを変える

トロントに来て四ヶ月程経過した頃の話

学校そろそろ終わらせよ!!(やっと)と考える
それと同時に、英語環境の仕事に就きたい という新しいチャレンジの気持ちが湧いてきた。



というのも、だいぶ生活にも慣れてきて、チャリでどこでも行っちゃうし、グラサンも似合うようになってきたし(画像の通り)、英語も、、、そこは微妙だけど、とりあえず自分の気持ちをなんとかかんとか伝えられるくらいになったし
 次のステップを踏みたいと考え始めたのである。

   
しかし、ということは今の職場を辞めなければならない。
その職場にどれだけお世話になったか、、、、
毎日ご飯腹いっぱい食わしていただき(軽く二合)、数々の相談に乗ってもらい、学校と仕事の両立をご理解いただき、その上でお金に困ってるということでいっぱい仕事入れていただき、かけがえのない人たちに出会い、、、

それでもチャレンジの気持ちの方が強かった。
その気持ちをありのままシェフに伝えることにした。
 すぐにシェフは理解してくれた、というか応援してくれた、いやむしろ僕のワークパーミット(VISAの残りの期間が短くなるほど新しい職場を見つけるのは困難となる)を心配して早く動きなとさえ言っていただいた。店の心配あるだろうに、そんな言葉をいただいた。
このシェフにどれだけお世話になったことか。しかも最後の最後まで僕の心配していただいて。
何を隠そうこのシェフ、女性で、しかもそこまで年上ではない。
しかし、このシェフの料理、考え方、スタイル、経験値、全てに学ぶ所があった。
正直、料理についてこっちのジャパレスで学ぶことなんてないと、たかをくくっていたが、そんな考えを一掃。この人からなるべくたくさんのことを吸収しようという、姿勢に変わったのだ。
というのも一人の人間としてかっこいい  というのがあるのだろう。

そして次にオーナーに報告する。。。
 すぐにオーナーも『応援する!!頑張れよ。ただお前と会えたのも御縁だと思う。そこは大事にこれからもよろしく!』と言ってくれた。
こんな言葉をいただき俺は半泣きだった。
実際このオーナー、僕が辞めたあとも、スタッフの飲み会や、送別会、忘年会に呼んでくれている。飲みの席で『お前裏切り者だもんな』と冗談を言うがいつも僕を気にしてくれている、すごくすごく優しいオーナーである。
クソお世話になりました!!!

他のスタッフからも激励の言葉をいただき、

いざ、仕事探しがスタートする!!!

前回、このジャパレスの仕事に就いた時は、e-mapleというカナダの日系のインターネットサイトを利用した。
多分、留学生が行くようなほとんどの国で日系のインターネットサイトが存在しているはず(そんなの知らなかった)だが、日本語だし、使い勝手の良い情報(求人や、部屋情報等)がゴロゴロ転がっている。

しかし今回は完全に英語環境に的を絞る。
ということで、こっちの英語のサイト、craigslist、kijijiというサイトを中心に活動した。
もちろんe-mapleでもたまに掘り出し物的に日系じゃない職場も掲載されるのでチェックはしていた。
あとこっちのスタイルでもあるのだが、
いきなりお店に飛び込み『仕事探してます。これ僕の履歴書です』
っていうやり方がある。それももちろんやってみた。
ちなみに英語環境以外に自分で条件をつけていた
条件その2 キッチン
条件その3 徒歩30分圏内
その2については理解していただけるだろうが、その3について説明する。

こちらの公共交通機関 TTC というのだが、自分『大』嫌いなのである。
冬のストリートカー(ちんちん電車)TTC

いろいろ理由はあるがここで文句を言ってもアレなので、とりあえず『遅い』『高い』というのがざっくりした理由だ。  
そして冬には大量に雪が降るということで、TTCが止まることを懸念したというのもある。

もう一つ理由があった。当時、二個の職場で掛け持ちしようと考えていた。(実際してない)ということで、家から近くないと不可能だと考えた。

そしてとりあえず、ノートに自分の家を中心にして、地図を手書きした。そして半径徒歩30分圏内くらいの所を囲み、
その手書きの地図と、英語の履歴書、ペットボトル(水道水を詰めたもの)、をカバンに入れ、チャリンコに乗り、端から端までガンガン履歴書を配りまくる。それと並行して、インターネットサイトから情報を手に入れガンガン履歴書を添付してメールを送りまくる。


飛び込みの話。
『すいません。仕事さがしてるんですけど』
『あ、ごめん。今、間に合ってる』

『すいません。仕事さがしてるんですけど』
『マネージャーいないから』

最初の方はこんな感じだった。

いろんな人にアドバイスをもらいながら徐々に聞き方を変えていった。

『マネージャーはいらっしゃいますか?仕事を探しています。日本で四年間キッチンで働いておりまして、近くに住んでおります』

こんな感じで、自分でガンガン自分を売らないと話にならないというのを痛感した。
実際、すごく勇気いるよ。いきなり仕事探していますって突撃するの。
こんな時励まされた言葉。





だけどそんな感じでガンガン行きまくってるとたまにすゲーいい感じに対応してくれる人が出てきた。
『Oh!!』『WounderfulCool Greatとか言ってくれて、電話するからと言ってくれた。

しかし!!
いつまでたっても電話はならない。
一件ではない。もう、たくさん。
悔しいがこれがこっちの文化なのだろう。
しかし、悔しいのでいくつかもういっかい突っ込んでみた『前に来たものですが、連絡なかったので伺いました
『ごめんごめん、来週中に面接できるようならこっちから連絡入れるから
というものの、
連絡来ない。   
むかつくー
こっちは勇気振り絞って活動してるんだから、言葉でその気にさせて裏切るようなことしないで欲しい。
インターネット越しにメールを送ったところも、全くメールが返って来ない。
なんじゃこの国は!?!?
徐々に絶望感が漂ってきた。手書きの地図もバツ×でほぼ埋まっていた。。。









そ、そうだった!!!安西先生ありがとうございます。

安西先生にもう一度気合をいれていただき、チャリに乗る。帰ってきて、隅から隅までインターネットチェック。

数日後、、、
 メールが届く。
いつのどのお店か覚えてすらいなかったが、インターネット越しにメールで送ったどこかのお店が『履歴書が見れなかった。そして、家近いんだろ?持ってきてよ。的なメールが来る。
早速どこのお店かなんとか確認して、履歴書提出。その際シェフとマネージャー両方不在で、渡していただくことになる。
翌日すぐにメールが来る。
ミシュランガイドブックについて知ってる人が少なく、自分の履歴書が弱かったのだが、そこのシェフは知っていた。三星の店で四年も働いてたとかすげーなって事で明日面接したいという運びになる。
と、同時にもう一通メールが届く。明後日面接したいと。
さらに後日三日の間に3通ほどメールが届く。(全部、履歴書が見れないとの内容だったが)
活動開始から一ヶ月弱かな?やっと面接までこぎつける。
二件共かなりの好感触で、一件目の方はトレーニング(実際に軽く働いて向こうは実力を見る、というのとこっちも雰囲気を確認する)の具体的日にちを決めるまで行った。
その時お金と、週何日働かくかなどを聞いていたのだが、一件目の方がはるかに待遇が良く、一件目のトレーニングで嫌な雰囲気でなければ決めようとしていた。 

そしてトレーニング
スタッフは見た感じみんなカナディアンで完璧。シェフは英語が苦手なのを理解して、優しく説明してくれる。
間違いない!!!ここしかない!!!後はシェフがどう感じるかだ!!! 
トレーニング後
『君が素晴らしいシェフなのはわかった。是非働いていただきたい
キターーーーー!!! 
履歴書持って飛び込みで『仕事探してます』って言ったのが50回ほど
インターネットサイト等使って『仕事探してます』ってメール送ったのが50回ほど
のうちメールが来たのが5件。
そのうち面接まで持っていったのが2件

ということで、仕事ゲット!!!

実際働き初めて、素晴らしい職場ということに気づく
家から徒歩20分、チャリで10分以内という距離(最高)。
時給(破格)×一日10時間(なかなかない)×週5出勤(奇跡)
チップ別(神!!!)
(収入がいいのでいろいろ考えバイト掛け持ちをやめる)
全員ネイティブ(ほぼありえない)
いい人ばっか(一番重要かも)
そしてとくにシェフがいい人!!(フレンチ&イタリアンを得意とする)
前の職場といい新しい職場といいどんだけラッキーなんだとひしひしと感じる。

と、同時にあることに気づく。
英語話せないと、まさしく『話にならん』
いや、当たり前なんだけどさ、話にならんてか、仕事になんねーよな。
特に仕事はじめで、覚えることばっかで、間違いもするけど、違うって言われたことが、どう違うかわからないと、全然ダメで、労働者として使い物にならないわけで。
シェフは優しく何回も説明してくれるが、このままではクビになると危機感を感じる。
1~10までメモを取り、動きを見て、どのタイミングで塩して、揚げぐわいこんなもんで、器は、、盛りつけは、、、もうすべからくメモ
仕事は見て盗む     
というのに慣れているので、ガチで盗みに行った。(言葉いらないし)というか、これしか首を繋ぐ方法が見つからなかった。
幸いなことにBARのキッチンだったので、品数が10ちょいしかなく、そこまで手の込んだものはなかった(ただ、彼は手作りのこだわりがあり、学ぶことたくさん)ので、以外に早く一通り覚えられた。
あっ、ちなみにキッチンは基本、僕とシェフの二人で、週末の忙しい時間帯だけもう一人、お手伝いの子が来る。
しかし、キッチンというのは(チェーン店は違うと思うが)かなり、仕事中の確認事項や、相談、イレギュラーな対応、発注などで、コミュニケーションが必須なのだが、それが厳しい。
再び英語の壁が立ちはだかる!!!  
話せないのも問題だが、聞き取れないのはもっと問題  
ということで、英語の勉強を再開することとなる。
もちろん最初は仕事を覚えるのが先決だったので、仕事後、ノートを整理して、すべからく頭に叩き込む作業というのから行った。

ところで勉強方法だが、友達から教えてもらったシャドーイングという方法だ。その友達に、素晴らしいシャドーイング教材(実用性の高い会話を集めたもの)を借りて勉強していた。
このシャドーイングという方法は、聞く、話すが特に伸びるし、頭の脳裏に焼きつくまでやり通すので、忘れたりしない。一人でできるしね。付け焼刃から入る人(完全に僕)に特にお勧めできると思う。

そして働き初めて三ヶ月程たった今、とりあえず仕事に関しては一応問題のないレベルまで来ることができた。(以外にイレギュラーもパターンが決まってると思うし、使う単語、食材も一回覚えてしまえばその後新しい単語はあまり必要となくなった。)
いまだに通常会話はわかんない時ばっかだがね、、、、ま、仕事の内容の会話は大丈夫だから、、、

とりあえず楽しくやれている。




これは、Movemberの時の写真
MOUSTCHE(口ひげ)とNOVEMBER(11月)が合わさったもので、これはチャリティーの一つ。こうがんガンのチャリティー。詳しくはこちらのサイトを見てください。
お店をあげてこの活動に参加するって素敵じゃない?でも初めてひげ伸ばしたが、一ヶ月伸ばしても写真ではわかりにくいレベルの薄さ、、、

こんな感じでみんなで、FUCK、FUCK,BITCH,ASSとかスラング言いまくりの中で楽しくやっております。w

残すところカナダの生活も3ヶ月となりましたが、最後まで勉強や、こっちでしか経験できないこと、を最後の最後まで精一杯やって、楽しみ尽くしたいと思いながら、寒いので、休みの日は一日中引きこもっております。w  
 
 
  
 
  
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